人類初の合成染料 モーブ

インテリア・アート

「モーブ」という色をご存知ですか?
これは明るい紫系の染料の名前で、フランス語でゼニアオイの花の色のこと。
このモーブという色は、人類初となる合成染料の色だそうです。
1856年にイギリスの化学者パーキンが、コールタールから解熱剤を合成しようとした実験中に偶然抽出した物質だそうです。
それまで色を染める時は自然界に存在する天然染料しかなかったので、色数が限られていました。
この偶然の発見以来続々と合成染料が作られ、現代では私達の周りにはたくさんの色が溢れる事になったのです。
紫色というのは最も作りにくい色で、大量の材料や大変な手間がかかるのでむかしからこれらの色は珍重され、高貴な身分の方が身につける色となっていました。
そんな希少な色だった紫色が、合成染料の第一号だったなんて、何だか不思議な偶然ですね。