歴史的な建築とアートが出会う場所

アート

気になっていた CURATION FAIR , タイミングよく私もメンバーになっているパトロンプロジェクトの菊池さんから、この会場でのイベントのお誘いをいただき参加させていただきました。

まず、会場がすごいんです!

会場は靖国神社からすぐ近くの「kudan house(九段ハウス)」。登録有形文化財に指定された旧山口萬吉邸をリノベーションした建物で、関東大震災後の1927年に建てられた鉄筋コンクリート造りの建築です。

そして何より、普段は一般公開されていないこの歴史的な空間で、アート鑑賞という贅沢な体験ができるので大人気のイベントなんです。

スペイン風の外観の建物、細やかで美しい装飾タイルと随所に拘りが感じられる内装。時代を超えた美しさが漂うその空間に、現代のアートが素敵にマッチしていました。


3人のキュレーターによる、年代もジャンルも超えた展示

今回は、遠藤水城さん、兼平彦太郎さん、岩田智哉さんの3名のキュレーターが、それぞれの視点でkudan houseという近代建築の空間に作品を展示しています。

8世紀の《唐三彩万年壺》や平安時代の《男神坐像》といった古美術から、現代作家の作品まで、時代もジャンルもまったく異なる作品たちが同じ空間に並んでいるにもかかわらず、落ち着いた雰囲気が醸し出されていて、ここ地いい空間になっていました。

溶けるりんご

各部屋にバラエティに富んだ作品が展示されていましたが、中でも一番気になったのは, 彫刻家・雨宮庸介氏の「溶けるりんご」。りんごって溶けることないですよね。まずそのあり得ない発想の奇抜さに衝撃を受けました。木材を彫って彩色された作品で、見た目はまるでりんごそのもの。
でも見つめているうちに、あり得ないと頭で思いつつも、その愛らしいりんごに惹かれてしまっていました。友人たちと「この作品、欲しいね~」と盛り上がりましたが、残念ながら今回は展示のみで販売はしないとのことでした…….

アートって、もっと身近でいい!

アートは美術館で見るものとちょっと距離を置いている方が多いのですが、日常の空間にアートがあるだけで、その場所の空気ってがらりと変わるんです。
CURATION FAIRは、まさに「建築とアートの対話」を肌で感じられる場所。
展示会のような場所ではなく、住宅の部屋に作品が飾られることによって、よりイメージが膨らみますよね。「こんな空間にこんな風に作品を飾ると素敵なのね」と新たな発見もあるかも。そんなこともこのCURATION FAIR が人気の一因かもしれませんね。
CURATION FAIR(後期)は展示内容がガラッと変わって購入も出来るので、次回も楽しみです。