川島織物本社見学会

アート

icon(日本インテリアコーディネーター協会)の賛助会員の川島織物セルコンさんにご招待いただき、京都本社を見学させいただきました。

今年の6月にNeo TAPISの辰村社長と一緒にご案内いただきましたが、またゆっくり見学したいと思っていましたので、早々に実現できワクワクしながら参加させていただきました。

今回丁度ミラノサローネで展示されていた作品が戻ってきたとのことで、フリッツハンセンとのラボ企画・趣向を凝らしたエッグチェアーや、京都の四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)の物語を表現した作品の展示もありました。

移ろいながらも1000余年続いてきた「 京都の景色 」と東西南北から京都を守ってきたとされる神話上の「 四神 」の物語を、織物に当たる光を操ることによって、見る時間帯や角度で色や表情が変化する様子を表現したそうです。
 
[ ミラノ最古の文化協会 Circolo Filologico Milaneseでのインスタレーション ]
図書館というたくさんの物語が紡がれてきた場所での展示、きっと素晴らしかったでしょうね。
現地で見たかったな〜!

工場見学は撮影できませんが、一つ一つの工程を分かりやすく丁寧にご説明いただき、「こんなふうにしてできるんだ」と、みんな感心しながら聞き入ってしまいました。

国内では唯一、デザインをおこし糸を染めるところから、全ての工程を一ヶ所でできる工場とのことで、織物作りに関わる意気込みの素晴らしを実感しました。

壁に織物に関する国家資格を持っていらっしゃる方の顔写真が飾ってあり、かなり年配の方が多いのではという認識を覆され、若い方もたくさんいらっしゃってびっくり!

染や織りなど様々な専門の国家資格があるのですが、これだけの技術を持った方々が作り出す織物の数々、素晴らしい作品が次々生まれるのも納得ですね。

緞帳の仕上げをしている広い場所があるのですが、今回は以前納品された緞帳のクリーニングをしているところでした。
前回は仕上げの細かい手作業をされている時だったので、今回違う内容が見れてラッキーでした。
川島織物で制作した緞帳でなくてもクリーニングはしてくださるそうで、どこに頼んだらいいか困っていらっしゃる方には嬉しいサービスですね。

今回、普段聞けないような貴重なお話も伺うことができ、益々織物に対する興味が湧いてきました。
次回はいつ行こうかと、今から思案中です。

川島織物様、ありがとうございました。