北欧デザイン展

展覧会

日本橋高島屋開店90周年記念「ていねいに美しく暮らす北欧デザイン展」開催。

展示会場に行く前に、久々の開催となるMLクラブのセミナーに参加しました。
椅子研究家・織田憲嗣先生から直接「北欧デザイン展」に込められた想いを伺えるという貴重な機会です。織田先生の想いのこもった一言一言が心に響き、感動の連続。
あらためて日々の暮らしをていねいに美しく暮らすことの重要性を実感しました。
北欧の人々の、貧しかったからこそ、生活の道具一つ一つにも拘り、自分がほんとうに気に入ったものしか買わないという姿勢、見習いたいですね。

その後みんなで8階の展示会場へ。
昨年・東京都美術館で開催された「フィン・ユールとデンマークの椅子」展でも織田コレクションのたくさんの家具が展示されていましたが、今回はまた違ったイメージの展示で、とっても素晴らしかったです。

ボードに書かれたいた「美が人生を豊かにする」常に意識していたい素敵な言葉ですね。

お客様も次々見にいらしていて、大盛況!

イッタラの職人たちによる トイッカの鳥
一つひとつ熟練の職人の手吹きで制作される丸みのあるフォルムが可愛らしい鳥たち。様々な種類の鳥たちが群をなして並んでいる姿は、圧巻です。
この鳥たち一羽一羽にモデルとなる鳥たちがいて、全部の鳥の種類の名前が載っていてびっくり!この鳥たちに込められた職人さんたちの愛を感じて、ほっこりしました。

今回展示会場の中に、インテリアコーディネータで学芸員でもある久保恵子さんが2つのブースをコーディネートされたと伺って、とっても楽しみにしていました。
このコーディネーとされたブースの前にそれぞれ椅子が置かれていて、ここに座って1日の光の変化を体験出来るという趣向を凝らした演出になっていました。

窓の外がだんだん明るくなって朝になり、日中の強い光になり、夕方に向かってだんだん薄暗く。
だんだん暗くなると、部屋の明かりがほんのり灯され、だんだん夜の寛ぎの時間へという、1日の光の変化が3分位で体感できます。
皆さん実際に体感してみたいと、3分のサイクルを待ち順番に体感されていました。

日々ていねいに美しく暮らすことの大切さを考えるいい機会になった、素敵な展示会でした。
この後、名古屋・大阪の高島屋でも開催される予定だそうです。