祈りの仏像 出雲の地より

アート

島根県立美術館で初めての仏像展となる、「祈りの仏像 出雲の地より」が9月16日から開催。
国の重要文化財に指定されている仏像や文化財級の価値のある仏像が、自寺以外での公開が初めてとなる仏像たちが大集結しているなんて、またとない機会ですね。

自然災害、天候不順、戦乱や疫病、近しい人の病や死・・・。
ひとの力ではどうすることもできないものに向かうとき捧げられた祈り。
この企画展では、人々の祈りを受けとめてきた仏像はどのような展開を見せたのか?
飛鳥時代から鎌倉時代までに制作された尊像が一堂に会し、出雲の国の600年に及ぶ仏像の歴史を振り返る内容になっています。 

ちょうど15日から出雲の玉造温泉に来ていたので、グットタイミング!
初日に見に行けるなんて、とってもラッキーなこと。
出雲の神様のお引き合わせ? な〜んて勝手に思い、ワクワクしながら美術館に向かいました。

テレビ局の撮影が入っていたり、中学生くらいのグルーブが何組か見学していたり、年配の方々がご夫婦やお友達といらしていたりと、さすが初日。既にたくさんの方々で賑わっていました。

年配の方が思いのほか多いと思ったら、9月15日から21日の1週間は、「シニア無料週間」とのこと。
受付でシール貼っていただくと、1週間有効なので何度も見に行くことができるそうです。
素敵なサービス、他の美術館でもこんな企画してくださったら嬉しいですね。

会場は荘厳な空気に包まれ、神社にお参りに行った時のような清々しを感じで心が洗われるようでした。
この仏像は、今までたくさんの人からどんな祈りを聞いてきたんだろうと、心はいにしえの世界に。
なんだかとても穏やかな時間が流れているようでした。

私がこの美術館に行きたかった訳は、もう一つ。
目の前に美しい宍道湖の景観が広がり、風景と一体化したような美しい建物の美術館。
設計者の菊竹清訓氏は多くの美術館・博物館建築を手掛けていますが、その中でも島根県立美術館は自然環境との見事な調和を見せる名建築と絶賛されていました。
以前写真を見てから、あまりの美しさにぜひ行きたい美術館リストに入っていたから。
念願叶ってとっても嬉しいです。

次回は、夕日につつまれる美術館「日本の夕陽百選」にも選ばれた宍道湖の夕日をみたいと思います。
3月から9月は、ゆっくり鑑賞できるよう日没後30分まで開館しているそうです。
夕日に合わせて閉館時間を変えているなんてユニーク。
この美術館が人気なのも、こんな気遣いの賜物かもしれませんね。

出典:この3枚の写真は、島根県立美術館のホームページから(右2枚は夕陽)