フィンランドガラスのきらめき「 イッタラ展 」
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中です。
イッタラはフィンランドを代表するライフスタイルブランドで、創立140年を記念して企画された展覧会だそうです。
20世紀半ばのクラシックガラスを中心に、陶器や磁器など450点以上展示されているとのことで、どんな風に展示されているのか、期待に胸膨らませて会場へ向かいました。
私とイッタラとの出会いは、以前北欧に行った時のこと。
どこのご家庭に伺ってもイッタラの食器を使っていらして、ちょっとびっくり。
北欧の人々の生活に溶け込み、愛され続けているって素敵だなと感心したのを、懐かしく思い出しました。
イッタラの食器はシンプルでとても美しい佇まい。
おまけに重ねることができ、いろいろな食器を自由に組み合わせて変化を楽しめるのも魅力ですね。
日本は収納スペースが少ないので、重ねられるととっても便利。
美しくとてもクォリティの高い食器ですが、こんな点も世界中で人気を誇っている要因の一つかもしれませんね。
イッタラはサスティナビリティにも力を入れていて、2020年にはリサイクルガラスを100%使用した製品もできたそうです。
常にさまざまなことにチャレンジし続ける企業の姿勢、素晴らしいですね。
ところどころで動画が流れていて、初めて見る工場の様子や、吹きガラスや様様なガラス製品が作られてる様子など興味深い内容ばかり。
ついつい引き込まれてしまって、釘付け状態でした。
やはり動画だと、素晴らしさがダイレクトに伝わって感動しますね。
展示方法も、年代を追ってその当時の時代背景や会社の方針など丁寧に書かれていて、とてもわかりやすかったです。
イッタラとデザイナーのコーナーでは、イッタラの代表的なプロダクトを生み出した8名のデザイナーが紹介されていました。
知っていたのはアアルトとカイ・フランクだけで他の方は知らなかったのですが、この作品はこのデザイナーの方の作品だったんだという発見もあり、とても楽しめました。
11月10日まで開催されているので、もう一度ゆっくり見に行きたいと思います。